感情書き殴り3 - 1/2

第3回です。ネタバレしかない

※今回多方面で語っているので勝デク以外の要素に見受けられる箇所があるかもしれません。
しかしあくまで私は勝デク相手左右完全固定です。
それ以外の関係性は原作で描写されているものでない限り全て「友情」として扱っています。
なので緑谷出久とお茶子ちゃんの関係についても友情です。

昂る感情が抑えきれず書き殴っていたら早いもので第3回に突入していました。
本誌って気持ちが追いつかなくてすごいですね…
完結後にハマれば展開をある程度知ってるので穏やかに見れるのですが。
とにかく今日も無事に燃え尽きました。

いつもは電子派の私ですが、巻頭カラーとのことで紙の方も買いました。
表紙の緑谷出久を見て、最終章も佳境に入って終わりが近づいているんだと実感してしまいました。

グラントリノのマントを羽織った緑谷出久の、覚悟が籠った眼差しがつらい。
とか言ってる反面、勇ましい表情でも可愛いねなんて思ってたりする。

こんなにデカデカと緑谷出久が描かれているので、てっきり本編に出てくるものだと思っていましたが、そんなことはなかったですね…展開的にはもっと先になりそう。

そして開いた瞬間、変な声を出してしまった…!

すごい、巻頭カラー凄すぎる…!
先生、もしかしてこのイラストのために休載を?なんて勘繰ってしまうレベルには細かい。

掴んだ希望 未来へ繋げ――!

とあるように、ヒーローからヴィラン関係なくいろんな繋がりで一つの空間を作り上げているのに涙が…

先生は全てのキャラクターを大事に扱っているイメージがあるのですが、このイラストを見ているとヒロアカにモブなんていないって思えますね。
登場話数の差はあれど、一人ひとりが信念を持った主人公なんだと。


個人的ココ好きポイント

 

谷出久と爆豪勝己の二人で8周年を表している

これは大サビ。いきなりサビ。

最初に考えていた二人の関係性を正直に言ってしまうと「爆豪勝己は緑谷出久の越えるべき壁の一つ」的な存在ぐらいの認識でいました。

お互いにクソデカくて厄介な感情を向けているのは確かですが、「何に憧れているのか」「何のために強くなるのか」が別のものに向けられているので、ヒロアカは「この二人を題材にした物語ではない」と判断していました。

ですが最近の流れを見ていると、この二人だからこそ刺激しあえているような、強い関係性が表れてきて、爆豪勝己は緑谷出久にとって越えるべき壁なんかではなく、必要不可欠な存在なんだとわかりました。

そして話は戻り、巻頭カラーの二人で8周年を表しているのを見て「この物語はこの二人を主軸にしたものだったんだ」と実感しました。
私はなんて浅はかだったんだ。

そしてこの二人、緑谷出久が煽り気味で爆豪勝己が俯瞰気味なんですよ。
手も逆だし内か外かも違うし、対比に弱いオタクなのでその術は俺に効く…

こうして見ると、緑谷出久の顔ってめちゃくちゃ丸い。
反対に爆豪勝己も輪郭はまあまあ丸いけどシュッとしてる。
表情も二人で全然違うのがとてもとてもいいですね…

 

豪勝己

全て良くないですか?

ベストをかっこよく着こなせてしまうそのセンス、セクシーすぎるYシャツ、学校指定の服以外では腕に何か巻きがちな爆豪勝己(ソースは先生のツイッター)の腕時計。
そして落ち着いた表情と内に向けられた手、なにより飯田くんが片足を掴んでいるところ…

私の中でイメージしやすい爆豪勝己は歯茎剥き出しにして挑発的な笑顔浮かべてたり、飯田くんのように触れてくる者がいてば「触ンなや!」とでも言っているかのようにヴィラン顔晒すんですが、全くの逆をいく…

ちょっとむすっとしてますが、それでも彼のこんな顔は見たことがない。
もしかしたら少なからず飯田くんに掴まれていることに不満があるのかもしれない。
でもそれをおおっぴらにしないのは、爆豪勝己が仲間たちを信頼できるようになったからではないでしょうか。

33巻でクラスメイトの説得から逃れとうとする緑谷出久を追いかけている際、爆豪勝己が自分の言いたいことを後回しにして委員長に託すシーン。
自分を抑えて周囲を頼るって今までの爆豪勝己にはできないことだったじゃないですか。
彼の精神的に成長した側面が見れるし、信頼関係も窺えるしで大好きなのですが、巻頭カラーでこの二人が繋がりを見せてくれたのほんと…個人的にはたまりませんでした。

性格的には何となく合わなさそうだけど、いいバディが組めそうで、この二人の活躍も見たい。

あと手を内側に向けているのも、手汗を爆破させる〝個性〟を無条件に相手に向けなくなったっていう成長の表れかなって思ってます。

 

谷出久

全て良くないですか?(2回目)

こんなにかっこいいスーツを着ても相変わらずネクタイは結べないの可愛い。いくつになったら一人で結べるようになるの?
靴と裾の間の絶対領域もやばい。肌色じゃなく靴下なのがいい。
でも靴下にしては長い?

そして!なにより!
恋人の定義で引かせたお茶子ちゃんをそっと握る手!

あんなクソナードな恋人プランを喋っておいて、なおかつ両足投げ出して不安定そうなバランスにもかかわらず、お茶子ちゃんの手をそっと優しく握ってあげてるの凄くないですか?
天然タラシってこのこと…?

子供に優しくしてあげているのはわかってましたが、まさか女性にまでこんな神対応できちゃうの…?

なんかもう、ヒーローとしての基盤は整っていて、あとは〝個性〟だけって感じだったんだなと思います。

ほぼ母子家庭で育っていて、幼馴染にいじめられ、それでも腐らずにこんなに優しい心を持って成長できたのってオールマイトの存在と、どこまでも寄り添ってくれたお母さんのおかげですよね。
兄弟がいるわけでもないのに子供に手を差し伸べて、気持ちを理解してあげて、隣を歩けるってよくよく考えたら緑谷出久何者…?

「そういう物語だから」とか抜きにして考えたら凄く怖い。人が出来すぎていて。
絶対いいヒーローになるなぁ、この巻頭カラーからすごい妄想が膨らみました…

 

オモモ、耳郎、上鳴

ここエモすぎてやばい。
エモいって言葉は安直すぎるというか、言語化する上で表現に乏しくなる気がして避けているのですが、これはエモい。

まずヤオモモと耳郎ちゃんの仲良し関係がすごい好きなんです。
お互い趣味も性格も全然違うけど、その分いい刺激を与え合って友好関係を築いているのが凄くいい。

この関係って雄英高校だったからこそできた繋がりなんじゃないかなって思います。
普通の学校だったらまず趣味の合う友達作りそうですもんね。

そして上鳴と耳郎ちゃんが手を繋いでいるのもまた…!良い!
上鳴なんていつも耳郎ちゃんに小馬鹿にされてばっかりだったけど、クラスメイトとして信頼しあっているから大事な時に顔を思い出しちゃって(27巻)。

この3人が手を繋いでいるのを見ると高校生の友情!青春!って感じがして最高です。

 

太くん、エリちゃん、ミリオ

この3人が同じポーズしてるの可愛くないですか!
ちょっとずつ違うけど、みんなはっちゃけてて楽しそう。

洸太くんもエリちゃんもそれぞれつらい過去があったので、それを考えるとこうして年相応の笑顔にできた緑谷出久やミリオたちは立派ですね。
ちゃんとヒーローしてますよ。

 

まだ相澤先生と青山くんのとことかシンリンカムイとMt.レディのとことかヴィランのとことか色々書きたいんですけどキリがない。
それぐらいどこをとっても素晴らしいイラストです。

直接語り合える機会みたいなのがあったとしたら多分永遠に喋り続けられる。

先生、ありがとう。巻頭カラー飾ります。